日本美術院は、横浜出身の岡倉天心が橋本雅邦らとともに明治31（1898）年春に創立した日本画の研究団体です。東洋美術の正しい伝統を基礎として維持し、新時代の新美術を開発、樹立することを目指したその意欲的な活動は、当時の日本画壇に清新な息吹を与えました。一時、運営不振に陥り、明治39年には谷中初音町の研究所を茨城の五浦に移すことになりますが、大正3（１９１４）年秋には、その前年に没した岡倉天心の遺志を受け継ぎ、横山大観、下村観山らによって再興されました。 　その後、日本美術院からは安田靫彦、今村紫紅、前田青邨、奥村土牛など近・現代日本絵画史を彩る俊英が多く輩出され、創立後100年を超える現在も日本画壇の中心的な研究団体として活躍を続けています。 　本展では同人作品33点をはじめ、受賞作品、神奈川県出身および在住の作家による入選作品を含む、総計90点を展覧いたします。現代日本画の精粋の数々をご覧いただける、またとない機会といえましょう。
			展覧会名 院展 ～再興第89回～ 会　期 2004年12月15日(水)～12月24日(金) ※会期中無休 開館時間 午前10時～午後8時 （最終日は午後5時閉館、入館は閉館の30分前まで） 入館料 一般：800（600）円、大学生・高校生：600（400）円、 中学生・小学生：400（200）円 ＊消費税含む　 ＊（ ）内は前売り及び20名以上の団体料金 会　場 そごう美術館（横浜駅東口・そごう横浜店６階） 主　催 財団法人そごう美術館、神奈川新聞社、tvk（テレビ神奈川）、 財団法人日本美術院 後　援 神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会
			当館学芸員による作品解説 ◎12月18日（土） 午後2時から
			〒220-8510　横浜市西区高島2-18-1／電話045(465)5515<美術館直通>