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解説
  解説  

1936(昭和11)年、展覧会場で出会った棟方志功と柳宗悦。当時無名の一版画家にすぎなかった棟方の運命は、柳との出会いによって大きく変わっていきます。ふたりの出会いのきっかけとなった棟方の傑作≪大和し美し≫は、その年開館した日本民藝館によって買い上げられ、柳をはじめ、河井寛次郎、浜田庄司ら民藝の人々と交流を深めた棟方は、その後多くの傑作を創作し、それらは現在日本民藝館に収蔵されています。本展ではそのなかから板画(版画)、倭画(肉筆)40件約150点を一堂に展覧いたします。

  解説  
 
日本民藝館が所蔵する棟方作品の大半は、柳宗悦のアイデアで掛軸、巻子、屏風として表装されました。類稀な美意識を持つ柳は、それらを色鮮やかな美しい和紙を用いて表装し、掛軸や巻子の軸端には河井寛次郎、浜田庄司ら民藝の作家たちの作が使われました。版画という性質上、棟方作品は全国の美術館に所蔵されていますが、柳らによって表装された日本民藝館の所蔵品は、格別な美しさを持つ作品群といえるでしょう。
 
会期
展覧会名 日本民藝館創設70周年記念特別展 棟方志功と柳宗悦
会 期 2006年5月12日(金)~6月11日(日) 会期中無休
開館時間 午前10時~午後8時
最終日は午後5時閉館
入館は閉館の30分前まで
入館料 大人900円(700円)
大学・高校生700円(500円)
中学生以下無料
*消費税含む  *(   )内は前売および20名さま以上の団体料金
*障害者手帳をお持ちの方およびご同伴者1名さまは、ご優待料金(前売料金)にてご入館いただけます
会 場 そごう美術館(横浜駅東口・そごう横浜店6階)
主 催 財団法人そごう美術館、財団法人日本民藝館
後援 神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会
日本民藝館見学ツアーのご案内
好評につき受付は終了いたしました。
主な出品作品
棟方志功
《茶韻十二ヶ月板画柵 十二月 基督の柵》
1956年(表装案:柳宗悦)
日本民芸館蔵
清水寺森清範(もりせいはん)貫主の導師および清水寺僧侶による開眼、結願法要を一般公開
●毎週土曜日 午後2時から
お問い合わせ
そごう美術館
〒220-8510 横浜市西区高島2-18-1
電話(045)465-5515〈美術館直通〉
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