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斬新な発想と独自の美意識で、日本画の世界に新たな息吹を吹き込む手塚雄二(1953年生まれ)。日本美術院という長い伝統を誇る団体に属しながら、その中で模索と挑戦を繰り返し、現代日本画の中でも異彩を放つ存在といえます。

 

手塚は、友禅染の絵付け師である父のもと、神奈川県鎌倉市に生まれました。幼少期に東京に移り住み、高校生のころに画家になることを志します。東京藝術大学に入学後、1979(昭和54)年の第34回春の院展および再興第64回院展で初出品・初入選。同大学大学院に進学してからは故平山郁夫に師事、やがて同大学で後進の指導にあたりながら院展への出品・受賞を重ね、1992(平成4)年には同人へ推挙されました。

 

本展では、30年以上に及ぶ画業の中から大作約40点を絞り込み、手塚芸術の根底をなす美意識として「寂」(じゃく)「雅」(みやび)「塊」(かたまり)「謐」(ひつ)「燦」(さん)という5つのテーマをもうけ展覧いたします。また、細密な技巧が光る小品、および展覧会初公開となるデッサンあわせて約70点の作品を展示いたします。新たな切り口でみせる手塚雄二の世界をご高覧ください。

気(1984年作品)

  • 落日(1993年作品 東京国立近代美術館蔵)
  • 麗糸(1999年作品)
  • 夜奏(2002年作品)
  • きらめきの森(2005年作品)

手塚雄二氏によるギャラリートーク&サイン会

10月23日(土)・10月24日(日)

11月3日(水)・11月21日(日)

各日午後2時より、美術館展示室内にて

ギャラリートーク終了後、そごう美術館売店にて展覧会図録をお買い求めいただいた方を対象に、サイン会を行います。

※イベントは、参加費無料、予約不要(別途、入館料が必要となります)。

ギャラリートーク

学芸員による作品解説

10月23日を除く毎週土曜日

両午後2時より、美術館展示室内にて

開館時間 午前10時~午後8時
※入館は閉館の30分前まで
主 催 そごう美術館、朝日新聞社、神奈川新聞社
入館料

大人1,000(800)円、大学・高校生800(600)円、中学生以下無料
※消費税含む。※()内は前売および20名さま以上の団体料金。※前売券は、そごう美術館またはローソンチケットにてお取扱いしております。※障害者手帳をお持ちの方、および同伴者1名さまは()内の料金にてご入館いただけます。

後 援 神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会
協 賛 そごう・西武