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江戸時代後期、料理文化の隆盛とともに、料理を盛り付けるうつわもより華やかになり、さまざまな文様が描かれた直径30cmを超える大皿が数多く生産されました。本展は、こうした伊万里染付大皿を約140点紹介する初の展覧会となります。

染付大皿が生産されたのは肥前・有田。有田から伊万里の港へと運ばれた大皿は、日本の各都市へと流通し、往時の宴会の場を盛り上げました。

描かれた文様は、獅子牡丹、竹に虎や松に鷹などの伝統的な意匠から、鯉滝登り、恵比寿に大黒、鶴や旭日などのめでたい絵柄、また、当時大流行していた浮世絵を基に描かれたような図様、さらには洒落を利かせたものまで多岐にわたります。絵付け職人たちの美意識が反映された、斬新で大胆な文様の大皿に目を見張ることでしょう。

さらに、大皿を使ったテーブルコーディネートを展覧し、見て楽しめる江戸時代の宴の様子を紹介します。

江戸に生きた人々が大皿に託した想いを感じ取り、「ハレ」の場を彩った伊万里染付大皿の数々をお楽しみください。

染付鶴河骨文輪花大皿

連続記念講演会

①「伊万里染付大皿の魅力」

講師: 荒川 正明氏(本展監修者、学習院大学教授)
日時: 2013年3月10日(日)午後2時から

②「伊万里焼ーその草創期から江戸後期の大皿誕生まで」

講師: 鈴田 由紀夫氏(佐賀県立九州陶磁文化館館長)
日時: 2013年3月17日(日)午後2時から
場所: そごう美術館展示室内
参加費: 各回500円(消費税含む。別途入館料が必要となります。)
定員: 各回60名さま(事前申込み、先着順)
※お申込みはそごう美術館までお電話ください。〈そごう美術館直通:045-465-5515〉

学芸員によるギャラリートーク

毎週土曜日 午後2時から

サロントーク「古伊万里を使ったテーブルコーディネート」

『家庭画報』などで活躍される横瀬 多美保さんによるスペシャルサロントークです。アルポルト・クラシコの特製デザートとともに、テーブルコーディネートについてお話ししていただきます。

大皿を中心に古伊万里の器を用いたテーブルコーディネート コーディネート:横瀬 多美保
講師: 横瀬 多美保(インテリアスタイリスト)
日時: 2013年3月13日(水)
午後3時30分から(午後3時開場)
場所: アルポルト・クラシコ(そごう横浜店10階)
定員: 50名さま(事前申込み、先着順)
参加費: 3,000円(茶菓・本展招待券付、消費税含む)
※お申込みはそごう美術館までお電話ください。〈そごう美術館直通:045-465-5515〉
開館時間 午前10時~午後8時
※入館は閉館の30分前まで
主  催 そごう美術館、神奈川新聞社
入館料

大人1,000(800)円、大学・高校生800(600)円、
中学生以下無料

※消費税含む。

※()内は前売および20名さま以上の団体料金。

※前売券はそごう美術館、または、セブンイレブン、ローソンチケットにてお取扱いしております。

※障害者手帳をお持ちの方、およびご同伴者1名さまは()内料金にてご入館いただけます。

後  援 神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会
特別協力 世界文化社
協  力 ジーケージャパンエージェンシー株式会社(ラリック)
協  賛 (株)そごう・西武