［4月24日（水）～30日（火）］喜多祥泰日本画展－天へのイノセンス‐楽園舞踏

［4月24日（水）～30日（火）］喜多祥泰日本画展－天へのイノセンス‐楽園舞踏－

■会期：2024年4月24日（水）～30日（火）
■会場：6階（中央B8）＝美術画廊
※最終日4月30日（火）は、当会場のみ午後4時にて閉場いたします。

東京藝術大学大学にて博士号を取得後、助手・講師・助教として勤務、現在は沖縄県立芸術大学日本画准教授を務める喜多祥泰氏。
今展では喜多氏が幼少期に過ごした徳島県の上代の祭事をテーマに、平安の世を願い極彩色で仕上げた数々の新作を一堂に展示いたします。

［喜多祥泰 profile］: 1978年　徳島県生まれ
2006年　東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻日本画研究領域修了
2007年　第34回創画展奨励賞受賞
2008年　第34回春季創画展春季展賞受賞（’09、’11、’20年受賞）、個展/いよてつ高島屋（’11、’13、’18）
2009年　日韓中東洋画交流展「三國 G」（’10、’13、’16年開催）、東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻非常勤講師（～’13，’16～’19）
2011年　個展/西武池袋本店（’12、’17、’18、’23、’24）
2013年　東京藝術大学美術学部助教（～’16）、個展/岡山天満屋本店（’17、’19）
2015年　個展/日本橋三越本店（’18、’22）
2019年　女子美術大学芸術学部美術学科日本画専攻非常勤講師（～’21）、創画展若手選抜展「Will+s 展 2020」奨励賞受賞
2020年　武蔵野美術大学造形学部通信教育課程油絵学科日本画表現非常勤講師（～’21）
2021年　個展/あべのハルカス近鉄本店（’23）、個展/鶴屋百貨店
2022年　創画展若手選抜展「Will+s 展 2022」Will+s 展賞受賞
2023年　科学研究費助成事業基盤研究C採択研究「東アジア伝統絵画の技術継承と人材育成のための琉球絵画研究」、第50回記念創画展創画会賞
現在　沖縄県立芸術大学美術工芸学部美術学科絵画専攻准教授、創画会准会員

「踊る赤象」: 岩絵具・膠・和紙
サイズ：81.8×90.9cm
価格：2,200,000円

ひとことで私の絵画性を表すと祭事といえます。楽園舞踊シリーズ「踊る赤象」では、歌い舞う動物を描いています。金彩や朱で彩られた画面で踊る神獣は、故郷の阿波踊りや空海の曼荼羅から着想しており、ハレの華やかさと生命感を表しています。

「踊る辰」: 岩絵具・膠・和紙
サイズ：10号P
価格：770,000円

楽園舞踊シリーズ「踊る辰」は、東洋の自然観を体現した天の象徴としての龍と富士を描いています。
神獣の歌舞は、厄災を払うとされた朱彩を用いて描いて、フォルムの面白さを大切にして制作しました。

「円環」: 岩絵具・膠・和紙
サイズ：3号S
価格：308,000円

禅シリーズ「円環」は、静かな表現を試みています。白隠の一円相に着想し琉球石灰岩を顔料に使用した作品です。

「春の器」: 岩絵具・膠・建具
サイズ：70.8×71.3cm
価格：1,650,000円

海洋民族のルーツを表した舟形の半立体作品や、床の間を絵画で表そうとした硝子建具の作品など、これまでにない日本画の表現を模索しています。
「春の器」は、硝子建具に、鳥をモチーフに描いた日本画作品です。ヤタガラスや鳳凰を紛れ込ませ、天体を施し、日本の神話のストーリーを表しつつも、現代的な表現を試みています。

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