ひと針ひと針、魔法をかけるように。
職⼈の⼿から⽣まれる“6年うれしい”ランドセルです。





トントン、カンカン、ダッダダダ…広々とした工房に、さまざまな音が鳴り響きます。訪ねたのは、前身の鞄屋から始まり、約70年の歴史をもつ工房「萬勇鞄」さん。「伝統に最先端の技や機能も取り入れながら、大切な6年間を託せるランドセル作りにこだわっているんです」。子育て世代の若い職人さんも多い工房で、どんな想いをこめてランドセルが作られているのか。その核心に迫りました。

素材のチェックからミシン掛け、貼り合わせまで…。一つ一つの小さな工程にも、それぞれの作業に特化したプロたちが厳しい目を光らせます。


負荷がかかり型崩れしやすい大マチ。この部分に補強材の樹脂プレートを入れています。萬勇鞄では大マチの生地の際までしっかりと樹脂を入れ、強度を高めます。

背板の補強に使っているのは、実はピアノ線。手作業で慎重に通し、ずれないようミシンで丁寧に縫いあげます。ピアノ線を入れることで背板が反りにくくなり、変形も防いでくれます。
背あてと大マチが合わさる部分にへりを付けた「学習院型」。萬勇鞄では重ねの生地をへりの内側へ巻き込み、しっかり頑丈に縫います。

いちばん負荷のかかる背あてと肩ベルトは、
職人が想いを込めて頑丈に。ミシンと違い、
一つの穴に両側から針を
交差して縫いあげるので、
もし一部分が切れても
ほつれにくく丈夫な
縫い目になります。


- 肩ベルト
- 2層のクッション材で肩に優しく。ベルトの付け根の立ち上がりと、S字のカーブが体とのフィット感を高めます。

- 背カン
- 左右が別々に動くから、成長しても背負いやすく肩への負担も軽減。付け根が外向きなので、首回りも締めつけません。

- 背あて
- クッション材とつぶれを防ぐスチロールを立体的に重ね、通気性に優れたソフトな背負い心地に。
似合うかどうか、重さや機能、手ざわりも、
ご家族皆さまでお選びください。
西武
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