日本古来の茶ノ湯文化と現代アートを融合して、茶ノ湯を通した新しいライフスタイルを提案する『現代茶ノ湯スタイル展 縁 -enishi-』。12回目を迎える今展のために茶人 近藤俊太郎とコラボレーションし制作した「茶杓」と「茶碗」をはじめ、新しい生活様式での茶ノ湯の楽しみ方をご紹介いたします。
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田中雅文
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石井隆寛
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伊藤千穂
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今西泰赳
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篠原希
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菱田賢治
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苫米地正樹
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穂高隆児
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沼野秀章
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野田里美
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松村淳
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佐々木翔子
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西村有未
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三浦光雅
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吉野もも
■2022年9月17日(土)・18日(日)各日午後1時~6時
■B館8階=美術画廊
■参加費:無料
近藤俊太郎監修のもと畳を設え、抹茶ソムリエがお客さまの好みに合わせた濃さやフレーバーなどをアレンジして、
さまざまな飲み方、香り、お味をお楽しみいただけます。
※イベントの中止や延期、一部内容が変更または終了となる場合がございます。何とぞご理解賜わりますようお願い申しあげます。
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石井隆寛
1977年 東京都生まれ 1997年 隠崎隆一氏に師事 2006年 独立 神奈川県箱根町にて作陶 -
愛知県生まれ
1999年 愛知県立窯業高等技術専門校卒業 瀬戸市赤津 六兵衛陶苑にて織部・赤津焼を学ぶ
現在、瀬戸市水野にて作陶 -
1984年 奈良県生まれ 2012年 筑波大学大学院博士課程生命環境科学研究科情報生物科学専攻
博士課程修了2013~2014年 信楽窯業技術試験場にて小物ロクロ成形、大物ロクロ成形を研修 2015年 石川県立九谷焼技術研修所研究科 2016年 石川県立九谷焼技術研修所実習科加飾コース、
金沢美術工芸大学科目等履修生2017年~ 金沢美術工芸大学助手/非常勤講師 -
1986年 新潟県生まれ 2011年 武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科大学院卒業 -
1972年 大阪府生まれ 1991年 信楽 古谷製陶所に所属、古谷信男氏に師事 1998年 信楽窯業技術試験場釉薬科修了 1999年 独立 信楽町黄瀬にて作陶 2004年 伊賀にて穴窯を築窯 2007年 経済産業大臣指定伝統的工芸品信楽焼伝統工芸士認定 -
2005年 大阪芸術大学工芸学科陶芸コース卒業 2010~2013年 大阪芸術大学芸術学部工芸学科陶芸コース非常勤副手 2016~2018年 京都市立芸術大学美術学部陶磁器専攻非常勤講師 2019年~ 大阪芸術大学芸術学部工芸学科陶芸コース非常勤講師 -
1977年 三重県生まれ 1996年 三重県四日市市工業高等学校セラミック科卒業
四日市株式会社スズ木に入社、工房「萬泥庵」にて作陶2003年 独立 四日市市西阿倉川にて築窯
「けむり陶房 苫屋」として活動 -
1989年 東京都生まれ 2014年 東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻卒業 2016年 京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修了 2019年 京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程
美術専攻研究領域(油画)修了 -
1997年 文化学院芸術専門学校陶磁科卒業
茨城県窯業指導所にて研修1999年 駒澤博司氏に師事 2001年 茨城県笠間市押辺にて築窯、のち笠間市金井に移築 -
2001年 埼玉県八潮市にて築窯 2002年 名古屋に移築 2003~2004年 岐阜県セラミックス技術研究所研修生 -
1964年 神奈川県生まれ 1989年 東京藝術大学美術学部デザイン科卒業 1991年 東京藝術大学大学院修士課程卒業 1991~2000年 株式会社電通アート・ディレクター 2001~2008年 尾道大学芸術文化学部准教授 2008年 静岡県伊豆熱川にて築窯、工房「陶と漆」設立 -
1976年 神奈川県生まれ 1995年 高校卒業後日本料理人を志し修行を始める 2002年 在スペイン日本大使料理人として渡西、皇太子殿下、森元総理などの料理を担当 2008年 芝浦牡丹支店料理長 2013年 窯業指導所実践科修了
独立 笠間市にて築窯 -
1986年 千葉県生まれ 2010年 University of South Alabama卒業 2015年 多治見市陶磁器意匠研究所修了 2018年 金沢卯辰山工芸工房修了 現在、埼玉県にて製作
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1997年 東京都出身 2021年 京都芸術大学芸術研究科修士課程芸術専攻油画領域修了 -
1988年 東京都生まれ 2012年 多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業 2014年 イギリス ロイヤルアカデミースクールファインアート科交換留学 2015年 東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修士課程修了
西武渋谷店 アートディレクター寺内俊博 / Toshihiro Terauchi
1989年 西武百貨店入社。ヴァンクリーフ&アーペルなどブランド業務に携わる。2000年からアートディレクターに就任。
公募展「Kawaii賞」や「シブヤスタイル」などの数々の若手育成企画を手がけ、西武渋谷店がストアコンセプトに掲げる「Art meets Life」のプロモーションとして「SIDECORE」、「D*Face -Social DIScontent-」や「Meguru Yamaguchi -HIGHER SELF-」など渋谷のカルチャーと親和性のあるストリートアートの展示をプロデュース。深堀隆介やヨシダナギなどの国内巡回展を手がける。
プライベートでも海外のアートフェアやミューラルを巡り、写真やグラフィティー、主張のある立体作品をメインに収集。最近は古美術にも散財中。
本展の見どころ
Interview
アートディレクター寺内俊博が語る
現代茶ノ湯スタイル展 縁 -enishi-
12年目を迎える現代茶ノ湯スタイル展。この企画の始まりはTwitterからでした。
長年の盟友でありコレクターの武内竜一さんと#utsuwadanshi(器男子)の話で盛りあがって、私が大学時代に茶道部の部長を務めていたこともあり、平成の益田鈍翁をつくれば陶芸が盛りあがるんじゃないかなってことで、茶道にまつわる面白い輩(ともがら)を武内さんに集めてもらって餃子屋台で呑んだことから始まりました。
そこに集まってくれたのが、今もこの企画を支えてくれているアバンギャルド茶会主宰の近藤俊太郎さん、SHUHALLY庵主の松村宗亮さん、建築家の佐野文彦さん、畳職人の大久保文之さんという今では考えられない豪華な4名で、みんなの得意分野からイベントを組み立てた試行錯誤のスタートでした。
また当時は、青木良太さん率いるイケヤン(イケてるヤング陶芸家集団)と、二階堂明弘さん率いる陶イズムという反骨精神豊かな陶芸家たちのコミュニティーがあって、金理有さんや桑田卓郎さん、岡崎裕子さんなど今を時めくアーティストたちが参加してくれました。
今の「現代茶ノ湯スタイル展 -縁enishi-」は、茶ノ湯のライフスタイルを現代アートを織り交ぜながら紹介する企画として発展して、映画「利休にたずねよ」とのコラボ、Miya Andoさんの茶室インスタレーション、茶BAR&茶ムリエなどを経て、ますます盛りあがりをみせています。
今回はコロナ禍で中断していた茶BARも再開予定ですので、茶席で最近はアートコレクターとしても著名な亭主・近藤俊太郎さんの茶話を聞きながら、茶碗を身近なものとして置いてもらえたら嬉しく思います。