「diverse paintings」は、平面表現の多様性にフォーカスし、オリジナリティーあふれる10名の作家を紹介するグループ展です。空間、時間、存在についての領域横断的な考察に基づき、流麗な線と神秘的な色彩が特徴的な絵画を制作する高屋永遠。キャンバスにアクリル絵の具を絞り出して多層な色層を描き出す高山夏希。肯定的に生きようとする心模様や、人間関係における距離感といったコミュニケーションの在り方を表現する藤森詔子。そのほか、上野英里、佐藤未希、田守実夏、戸田沙也加、水戸部春菜、山本あき、吉田明恵など各作家の個性豊かな作品表現をお楽しみください。
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上野英里「Marching」
Oil on canvas
72.7×50cm -
佐藤未希「眠気」
Oil on canvas
72.7×60.6cm -
高屋永遠「遙かなるもの」
Oil on canvas
65.2×45.5cm -
高山夏希「BLACK VIEW_5」
Acrylic on canvas
91×91cm -
田守実夏「心乾癬」
Acrylic,conté,spray,pencil
91×72.7cm -
戸田沙也加「canna #1」
Oil on canvas
27.3×27.5cm -
藤森詔子「Twin Girls」
Oil and Gesso on cotton cloth and panel
162×130.3cm -
水戸部春菜「velvety」
Mixed media
10×14.8cm -
山本あき「flow」
Wood panel,手漉き和紙、acrylic
80.3×80.3cm -
吉田明恵「Untitled-121-」
Oil on canvas
65.2×65.2cm
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1990年 愛知県生まれ 2019年 名古屋芸術大学洋画科卒業 [主な展覧会歴]
2019年 「A Box of You」(中川運河Artoc10・愛知) 2020年 「ひとりじゃない-You're not the one-」
(NODA CONTEMPORARY・愛知)2021年 「誰が 捧げる 誰に -Who serves whom?-」
(NODA CONTEMPORARY・愛知)
「アートフェア東京」(東京国際フォーラム・東京)
「ART OSAKA 2021」(大阪市中央公会堂・大阪) -
佐藤未希
1986年 山形県生まれ 2009年 東北芸術工科大学美術科洋画コース卒業 2011年 東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科修士課程修了 2014年 東北芸術工科大学大学院博士課程修了 [主な展覧会歴]
2010年 「Mountain Messenger」(Yoshimi Arts・大阪) 2011年 「佐藤未希展」(ギャラリー椿・東京)['14'16'18] 2021年 「沈黙の声」(Yoshimi Arts・大阪)
「顔の逆説」(G.ART FIELD・東京) -
1992年 東京都生まれ 2012年 ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ芸術学士修了 2015年 ロンドン芸術大学セントラル・セントマーティンズカレッジファンデーションディプロマ修了 [主な展覧会歴]
2017年 「アートフェア東京」(東京国際フォーラム・東京) 2021年 「Slowly but Surely」(WHYNOT.TOKYO・東京) 2022年 「桜時」(WHYNOT.TOKYO・東京)
「『ART IS ...』vol.1 WHAT CAFE × WHYNOT.TOKYO EXHIBITION」(WHAT CAFÉ・東京) -
1990年 東京都生まれ 2014年 東京造形大学造形学部美術学科卒業 2016年 東京造形大学大学院 造形研究科美術専攻領域修了 [主な展覧会歴]
2018年 「Tangled Color」(西武渋谷店) 2020年 「nine colors XIV」(西武渋谷店) 2022年 「black view」(IDÉE TOKYO・東京)
「空を泳ぐ鳥は火を灯す」(NADiff Gallery・東京) -
1984年 鳥取県生まれ
ファッション工科基礎科アパレルデザイン科卒業[主な展覧会歴]
2018年 「Don't look at me」(CARTEL artspace・バンコク) 2019年 パフォーマンス「CodingSwarm Voice」(LowFatArtFest・バンコク)
「It's already happened」
(Botanischer Garten und Botanisches Museum Berlin・ベルリン)2020年 「The_O_rems / 定理」(CARTEL artspace・バンコク) 2022年 「ヴォイド オブ ニッポン 77」(GYRE GALLERY・東京) -
1988年 埼玉県生まれ 2012年 女子美術大学大学院美術専攻洋画研究領域修了 [主な展覧会歴]
2012年 「第31回損保ジャパン美術財団選抜奨励展」
(損保ジャパン東郷青児美術館・東京)2013年 「ワンダフルマイアート 高橋コレクションの作家たち」
(河口湖美術館・山梨)2016年 「Seeing the Unseen」(ギャラリー桜林・茨城) 2021年 「海を越えて、あるいは夜の向こうに」
(KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHY・東京)2022年 「ART×NFT Meta Fair #01」(ソノ アイダ#新有楽町・東京) -
1986年 北海道生まれ 2011年 東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業 2013年 東京芸術大学修士課程美術研究科絵画専攻油画研究分野修了 [主な展覧会歴]
2009年 「藤森 詔子 -酔浸蝕-」(ギャラリー銀座フォレスト・東京) 2011年 「見えない」(Gallery Jin Projects・東京) 2017年 「Color Reflection」(GALLERY MoMo Ryogoku・東京) 2019年 「Twinkle Pieces」(GALLERY MoMo Ryogoku・東京) 2021年 「舵を取れ!」(GALLERY MoMo Ryogoku・東京) -
1995年 神奈川県生まれ 2018年 東北芸術工科大学デザイン工学部グラフィックデザイン学科卒業 [主な展覧会歴]
2021年 「don't try」(西武渋谷店)
「群馬青年ビエンナーレ」(群馬県立近代美術館・群馬)
「town」 (galleryN・愛知)2022年 「Follow the Lines」(WHAT CAFÉ・東京)
「nine colors XVI」(西武渋谷店) -
1985年 愛知県生まれ 2009年 愛知県立芸術大学大学院美術研究科デザイン領域修了 [主な展覧会歴]
2010年 「山本あき展」(西武渋谷店) 2011年 「アートフェア東京」(東京国際フォーラム・東京) 2017年 「nine colors XI」(西武渋谷店) 2022年 「山本あき展 -君のパレットの話が聞きたい」(豊田画廊・愛知) -
1987年 愛知県生まれ 2010年 女子美術大学芸術学部絵画学科洋画科卒業 [主な展覧会歴]
2017年 「nine colors XI」(西武渋谷店)['18'19'20] 2018年 「アートフェア東京 SEIBU SOGO」(東京国際フォーラム・東京) 2021年 「Vines」(西武渋谷店) 2022年 「Untitled」(そごう横浜店)
西武渋谷店 アートディレクター寺内俊博 / Toshihiro Terauchi
1989年 西武百貨店入社。ヴァンクリーフ&アーペルなどブランド業務に携わる。2000年からアートディレクターに就任。
公募展「Kawaii賞」や「シブヤスタイル」などの数々の若手育成企画を手がけ、西武渋谷店がストアコンセプトに掲げる「Art meets Life」のプロモーションとして「SIDECORE」、「D*Face -Social DIScontent-」や「Meguru Yamaguchi -HIGHER SELF-」など渋谷のカルチャーと親和性のあるストリートアートの展示をプロデュース。深堀隆介やヨシダナギなどの国内巡回展を手がける。
プライベートでも海外のアートフェアやミューラルを巡り、写真やグラフィティー、主張のある立体作品をメインに収集。最近は古美術にも散財中。
高屋永遠が紹介する作品の見どころ
Interview
アートディレクター寺内俊博が語る
diverse paintings
diverse paintings展は、絵画の多様性を紹介する企画として、本展が初の展覧会となります。昨今の現代アートの盛況は、一種のブーム的な断面を見せ始めていると感じています。著名人のSNSなどに映るアート作品を真似て購入したり、オークションなどでは中華圏で受けそうなアイコン的な作品に入札が集中したりなど偏った傾向が見受けられます。アートへの入口としてはありがたいことではあると感じながらも、一極集中的な関心には危惧を感じることもあります。絵画の表現は多種多様であり、それぞれにオリジナリティーがあります。本展では弊社スタッフ一同で、具象絵画から抽象絵画まで幅広く10名の作家をセレクトしてみました。まずは、このリンク上部にある作家紹介インスタグラムをぜひご覧ください。ライフスタイルに末長く付き添える作品との出会いがあれば嬉しく思います。