アートスロープ
■3月29日(水)~4月23日(日)
■B館8階=美術画廊・オルタナティブスペース
西武渋谷店にゆかりの深いアーティストの中から、オリジナリティーあふれる11名の作家による作品をご紹介いたします。ドローイングを線の発掘行為と捉え、平面・彫刻・映像・インスタレーション・パフォーマンスなど多岐に渡る手法を通してその拡張性を探求する鈴木ヒラク。代表作『鶴の樹』をはじめ、折り鶴をモチーフとした作品を制作している小野川直樹。メモ書きから作品化するユニークな制作プロセスで、「ものを見て、描く」とは何かを探求する鈴木星亜などの作品の数々をお楽しみいただけます。
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鈴木ヒラク
「Orbits in Blue #06」
Stainless steel, pigment, earth, acrylic on canvas
162×112cm -
山崎雅未
「City #1」
Acrylic on canvas
72.7×60.6cm -
三瓶玲奈
「線を見る」
Oil on canvas
112×145.5cm -
小野川直樹
「脈」
Mixed media
25×21×28cm -
村山悟郎
「データのバロック- 機械学習のための千のドローイング #13」
Acrylic on watercolor paper
42×29.7cm -
吉田明恵
「untitled 151」
Acrylic on canvas
91×91cm -
鈴木星亜
「Surface 22_01]
Oil on canvas
60.6×60.6cm -
Houxo Que
「Death by proxy #5」 -
竹村京
「Clover Queen on Queen E」
Oil paint, cotton cloth, silk thread, synthetic cloth, pencil and lipstick
30×42cm -
鬼頭健吾
「cartwheel galaxy」
Acrylic, glitter, glass, spray on canvas
162×130.5cm -
三鑰彩音
「花冷」
Powdered mineral pigments,foil, hemp paper
30×30cm
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[主な展覧会歴]
2014年 「SHIBUYA STYLE vol.8」西武渋谷店[ '15 '16 '17] 2016年 「これまでとこれから」西武渋谷店 2021年 「folklore」瀬戸内市立美術館(岡山)
「アートスロープ」西武渋谷店2022年 「浅野恵理子 小野川直樹 ニ人展」そごう千葉店 -
[主な展覧会歴]
2019年 「Light in Emptiness」rin art association(群馬)
「COSMIC COLOR」西武渋谷店2022年 「Lines 鬼頭健吾展」神奈川芸術劇場〈アトリウム〉(神奈川) 2022~2023年 「MASATO KOBAYASHI + KENGO KITO」
MtK Contemporary Art(京都) -
[主な展覧会歴]
2011年 「nine colors V」西武渋谷店['12 '13 '14 '16 '17 '18] 2012年 「VOCA展2012」VOCA賞受賞 上野の森美術館(東京) 2020年 「Surface 2014 - 2020」Maki Fine Arts(東京)
「TOKYO☆VOCA」第一生命ロビー(東京)2021年 「All You Need is Surface」Maki Fine Arts(東京) -
[主な展覧会歴]
2016年 「Constellations」西武渋谷店 2017年 「アートフェア東京 SEIBU SOGO」東京国際フォーラム(東京) 2018年 「見ることの冒険」金沢21世紀美術館(石川) 2019年 「MOTアニュアル2019」東京都現代美術館(東京) -
[主な展覧会歴]
2020年 「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜美術館(神奈川) 2021年 「日常のあわい」金沢21世紀美術館(石川) 2021~2022年 「Floating on the River」京都国立近代美術館(京都) 2023年 「Before/After」広島市現代美術館(広島) -
[主な展覧会歴]
2015年 「SHIBUYA STYLE vol.9」西武渋谷店 2016年 「FACE2016」損保ジャパン日本興亜美術館(東京) 2019年 「Jamais vu」西武渋谷店 2020年 「nine colors XIV」西武渋谷店 -
[主な展覧会歴]
2017年 「project N 69 三瓶玲奈」東京オペラシティ アートギャラリー(東京) 2021年 「emerging japanese painters」SHOP Taka Ishii Gallery(香港) 2022年 「アートスロープ」西武渋谷店
「光をつかむ」Yutaka Kikutake Gallery(東京) -
[主な展覧会歴]
2019年 「あいちトリエンナーレ2019」愛知県美術館(愛知) 2021年 「Support Dynamics -ダイナミックな支持体-」西武渋谷店 2022年 「瀬戸内国際芸術祭2022」男木島 (香川)
「ICCアニュアル2022 生命的なものたち」
NTTインター コミュニケーション・センター(東京) -
[主な展覧会歴]
2021年 「まほろば」Oギャラリー UP・S(東京) 2022年 「此処何処」MU東心斎橋画廊(大阪)
「山崎雅未・Oharu 2人展:Contrapuntal―瞬間を対位する」
Whitestone allery(東京)
「WATOWA ART AWARD 2022 EXHIBITION」WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO(東京) -
[主な展覧会歴]
2017年 「nine colors XI」西武渋谷店 ['18 '19 '20] 2018年 「アートフェア東京 SEIBU SOGO」東京国際フォーラム(東京) 2019年 「中之条ビエンナーレ2019」(群馬) 2021年 「Vines」西武渋谷店 -
[主な展覧会歴]
2015年 「spectrum」西武渋谷店 2018年 「アートフェア東京 SEIBU SOGO」東京国際フォーラム(東京) 2020年 「Proxy」Gallery OUT of PLACE(東京) 2021年 「ART FAIR SELECTION」西武渋谷店
西武渋谷店 アートディレクター寺内俊博 / Toshihiro Terauchi
1989年 西武百貨店入社。ヴァンクリーフ&アーペルなどブランド業務に携わる。2000年からアートディレクターに就任。
公募展「Kawaii賞」や「シブヤスタイル」などの数々の若手育成企画を手がけ、西武渋谷店がストアコンセプトに掲げる「Art meets Life」のプロモーションとして「SIDECORE」、「D*Face -Social DIScontent-」や「Meguru Yamaguchi -HIGHER SELF-」など渋谷のカルチャーと親和性のあるストリートアートの展示をプロデュース。深堀隆介やヨシダナギなどの国内巡回展を手がける。
プライベートでも海外のアートフェアやミューラルを巡り、写真やグラフィティー、主張のある立体作品をメインに収集。最近は古美術にも散財中。
吉田明恵が紹介する作品の見どころ
Interview
アートディレクター寺内俊博が語る
アートスロープ
2011年から西武渋谷店は「Art meets Life」をストアコンセプトに掲げて、アートとデザインを体感できる空間づくりを目指してきました。
その年から山口はるみや名和晃平、ハイメ・アジョンの全館プロモーションを開催、以降A館1階のカールステン・ニコライによるアートゲート、山口歴による壁画制作、2014年からはアートフェア東京に出展、と内外に向けてアートに取り組んできました。
アートスロープ展は「Art meets Life」に取り組んだ2011年から開催、西武渋谷店で全館プロモーションやアートフェア東京などに携わってくれたアーティスト、鬼頭健吾、鈴木ヒラク、Houxo Que、三鑰彩音、吉田明恵などの現在を紹介する展覧会です。
また今展から、最近のアーティスト青田刈りの潮流に逆行する取組みとして30歳代以降にデビューの作家も、このアートスロープ展で取りあげていくことにいたしました。
初回は多摩美術大学を卒業後、社会人を経てオーストラリアの路上で毎日絵を描く修行をして帰国した山崎雅未をクローズアップいたします。
日本のアートシーンを盛りあげる中堅アーティストたちの作品をぜひご覧ください。