伝統的なものづくりの背景と現代的な新しい価値を伝える場
岩手及源鋳造
1月18日(火)～4月18日(月)
『南部鉄器伝統とモダンの融合』[素材：鉄鋳造]
“伝統的につくられてきたモノ”の背景と「鉄器を使い込む価値感<経年美化>」を実際に著名シェフが使用する製品と対比し、“現代的な今の生活に使えるモノ”としての新しい価値をお伝えいたします。
ABOUT OIGEN
商品紹介
待望のIHにも対応する、容量0.8Lの小さい鉄瓶。
人気の南部鉄瓶「千草シリーズ」のミニタイプで、モダンなのにノスタルジックなデザインが魅力。
さらにコンパクトになり、女性やご年配の方でも無理なく扱えます。注ぎやすく、蓋にはふくらみがあることで、傾けても蓋が落ちにくいのも特徴です。一人暮らしの方や新生活・新築祝いへのギフトにもおすすめです。
鉄瓶平八千草0.8L(IH対応) 13,200円
金属造型家「廣瀬愼」デザインのシンプルでありながら温かみを感じる鉄鍋「クックトップ丸深形24cm」。
蒸気孔付きの鉄蓋が対流熱と食材の旨味を閉じ込めます。料理はそのままテーブルへ運べば、うつわへと大変身。スタンダードなデザインの両手鍋で、使い勝手の良い人気の鉄鍋。キャベツが丸ごと入る大きめの24cmサイズです。
クックトップ丸深形24cm(IH対応) 13,200円
金属造型家「廣瀨愼」がデザインした、シンプルながら実用性に富む鉄の丸皿。
野菜に目玉焼き、ピザにブロック肉まで。直火はもちろん、オーブン調理にもおすすめの鉄フライパンです。
専用の着脱式ハンドルが付いているので、持ち運びもラクラク。コンパクトだけれど鉄器の蓄熱力はそのままです。アウトドアシーンに“本物でかっこいい”調理道具をプラスしたい方にもおすすめです。
ピアット24cm 6,600円
無骨な鉄の質感は、古来より厳しくも豊かな自然のなかで育まれた岩手のものづくりの証です。
使い込むほどに味わい深く育ちます。「使って欲しい」より「使い込んで欲しい」道具です。
ホットサンドクッカー 9,350円
Japan Creativeによる、 及源鋳造とジャスパー・モリソンのコラボレーション企画で誕生した南部鉄器コレクション「Palma」シリーズは、2013年に完成しました。
Jasper Morrison Profile
工場を訪れたモリソンさんは、「南部鉄器は、本物の道具だ」と言い、使い込むほどに、使う人の個性が映し出されるような、一生の道具としての在り方や、長い伝統の中で培ってきた機能美を、さらに高い次元へと引きあげられないかを模索しました。
モリソンさんは数多くのデザインプロジェクトに参加していますが、実は鉄鋳物を扱うのは初めてだそう。製造プロセスを丁寧にリサーチして打合せを重ね、デザインの過程ではディテールを何度も調整し、現代の洗練された暮らしの空間に見事に調和する普遍性の高いシリーズ「Palma(パルマ)」が完成しました。
南部鉄瓶の製造工程を実際に確認し、デザイン。
モダンなデザインでありながら、南部鉄瓶の伝統技法「釜焼き」を行っています。伝統を重んじつつもデザイン、製造方法ともに革新的な鉄瓶です。
Palma ケトル(IH対応) 35,200 円
OIGENのものづくり現場を丁寧に見て、鉄器を使いこなす伊藤勝康シェフを訪問したあと、デザイン。
テーブルウエアとしての南部鉄器の可能性を引き出したシンプルなデザインのキャセロール。
Palma キャセロール(IH対応) 24,200 円
〈伊藤シェフコメント〉
ほかの素材のキャセロールだと甘みが出ないんだけど、このキャセロールで野菜のローストをすると甘くなりますね。今だと玉ねぎやカブ、芋などの根菜。肉を煮込んだら、ふっくら加減が違う。ふわっとできあがります。知り合いのシェフにもおすすめしています。展示しているキャセロールは7～8年使っているかな。
伊藤勝康Chef Profile
キャセロールと同じく伊藤勝康シェフを訪問したあと、デザイン。
デザイン性はもちろん、実用性も考え抜かれた深さや持ち手の角度など、料理好きの方やプロのシェフからも人気が高いフライパンです。
Palma フライパン 24cm(IH対応) 16,500円
〈伊藤シェフコメント〉
ジャスパー氏がデザインした試作品から使用しています。バランスがいいのか、ほかの鉄器のフライパンに比べて軽く感じます。たくさんのPalmaフライパンを持っていて、レストランでは毎日のように使っています。(西武渋谷店に)展示しているフライパンはおよそ10年使っているものです。魚や鶏肉の皮目のパリパリ感もいいし、きれいな焼き色と焼けたときの香りが素晴らしい。私の腕の延長です。
伊藤勝康Chef Profile
ジャスパー・モリソン Jasper Morrison
1959年 イギリス・ロンドン生まれ
一貫した謙虚な姿勢で、新しいデモクラティック・デザインを探求している。素材や製造過程にこだわった実用的かつ独創的なデザインは、インテリアの著名ブランドからの信頼が厚く、ヴィトラ、アリアス、アレッシィ、フロス等から製品を発表している。近年は、時計のラドーや、靴のカンペールからも展開し、幅広い分野に於いて活躍。
伊藤勝康Chef Katsuyasu Ito Chef
1963年 千葉県市原市生まれ
1995年 岩手県にIターン 牛の博物館併設のレストラン料理長就任
2000年 出張料理「ロレオール丘」を開業
2010年 ロレオール オーナーシェフ
2016年～ 地場食材を使用し、南部鉄器で調理するフランス料理でローカルガストロノミーの可能性を探るべく田野畑村に店舗移転。岩手県の食材・工芸品PR、商品開発、地域活性化の活動も行う。
2011年 農林水産省「料理マスターズ」ブロンズ賞受賞
2017年 農林水産省「料理マスターズ」シルバー賞受賞
及源鋳造
古く900年前の平泉時代より受け継がれている鉄鋳物技術の一端を担いつつ、嘉永5年(1853年)に及源鋳造は及川源十郎鋳造所として創業。
「南部鉄器」という呼び名で親しまれる、岩手県の伝統工芸である鉄器の作り手として、鉄鍋、鉄瓶、鉄急須をいくつもの世代を超えて送り出してきました。明治維新の混乱、動力の無い時代のものづくり、3代目源十郎も戦地に赴いた世界大戦、東北から集団就職列車が東京を目指した高度経済成長の時代、バブルの崩壊などを経て、今の及源鋳造株式会社があります。
Japan Creative
日本には、脈々と受け継がれてきたものづくりの伝統があり、それを支えているのは豊かな素材、精緻な技術力、そして今日的な有り様を受け入れながら進化させようとする姿勢とオリジナルを生み出す力です。
Japan Creativeでは、日本各地のつくり手と世界で活躍するデザイナーを繋いでプロダクトの開発に取り組むプロジェクトなどを通して、日本のものづくりの精神と創造性を国内外に発信してきました。
現在は、普遍的で世界的にも稀な日本の素材の価値にあらためて着目したリサーチを軸に活動しています。西武・そごうはJapan Creativeの全活動をサポートしています。
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