アメリカの芸術大学を卒業後、アメリカと日本を中心に活動。
彼の掲げるテーマはただ一つ「アートコア(芸術の核心)」。アートコアとは何か?アートコアを一枚の作品で表現できるのか?
芸術家を志したその時から、欲し、追及する唯一のテーマを彼独自のアルゴリズムを用いて作りあげています。
幾何学における「円環」「輪環」を意味する「TORUS」をテーマに、その概念を独自のアルゴリズムで解釈した作品の数々をご紹介いたします。
-
SHG-TOR-ESTM1
Oil on Canvas
130.3×162cm 1,320,000円 -
TOR-SHG-ALACMIN-YO5
Oil on Canvas
91×72.7cm 550,000円 -
SHG-TOR-OPST1B
Oil on Canvas
130.3×162cm 1,320,000円 -
TOR-SHG-ALACMIN-ORR
Oil on Canvas
91×72.7cm 550,000円 -
TOR-SHG-ALACMIN-GRN3
Oil on Canvas
91×72.7cm 550,000円 -
TOR-PtF-SHGHW-R3
Oil on Canvas
162×130.3cm 1,320,000円 -
TOR-SHG-ALACMIN-VLT1
Oil on Canvas
91×72.7cm 550,000円
南 依岐
1995年 日本生まれ
アカデミー・オブ・アート大学 BFA(サンフランシスコ)卒業
[主な個展]
2018年 | 「Deposition」 (フックプロジェクト・ニューヨーク/ブルックリン) |
---|---|
2020年 | 「RISING」(西武渋谷店) |
2021年 | 「Commission Work」(西武渋谷店) 「TORUS」(西武渋谷店) |
[主なグループ展]
2017年 | 「AAU Spring Show」 (アテリアギャラリー・サンフランシスコ) |
---|---|
2021年 | 「nine colors XV」(西武渋谷店) 「constellation #02」(rin art association・高崎) |
[そのほか]
2019年 | 「Cuisine&Art Collaboration」 (キュイジーヌヤマグチ・銀座) |
---|
#ibukiMINAMI
西武渋谷店 アートディレクター寺内俊博 / Toshihiro Terauchi
1989年 西武百貨店入社。ヴァンクリーフ&アーペルなどブランド業務に携わる。2000年からアートディレクターに就任。
公募展「Kawaii賞」や「シブヤスタイル」などの数々の若手育成企画を手がけ、西武渋谷店がストアコンセプトに掲げる「Art meets Life」のプロモーションとして「SIDECORE」、「D*Face -Social DIScontent-」や「Meguru Yamaguchi -HIGHER SELF-」など渋谷のカルチャーと親和性のあるストリートアートの展示をプロデュース。深堀隆介やヨシダナギなどの国内巡回展を手がける。
プライベートでも海外のアートフェアやミューラルを巡り、写真やグラフィティー、主張のある立体作品をメインに収集。最近は古美術にも散財中。
野村将揮(哲学徒)が紹介する「南 依岐とTORUS」
南依岐の作品群は、
有機性と無機性、作為性と無作為性のあわいにおいて、
カオティックな秩序、あるいは、秩序の中のカオスを
醸出することに成功している。
われわれ鑑賞者は、
そこで対峙を迫られる不安と安堵の調和の中に、
ある種の完全性を垣間見ることを許され得る。
この完全性こそが、
南依岐の志向する藝術の核であり、
彼の作品を彼の作品たらしめ、
彼を彼たらしめているのである。
昨年のTORUSシリーズに続き、TORUS-Bは、テーマに基づき、さらに色彩の多い作品となりました。
このシリーズの目標は別のところにありますが、現時点の僕が描くTORUSを見ていただき、何か感じていただけると幸いです。
Interview アートディレクター寺内俊博が語る南 依岐
2019年のバーゼルマイアミは、私にとって特別なできごとでした。
私が海外に出向く際は、海外のギャラリーやアーティストとの折衝、日本人コレクターへのアドバイザリー業務がメインなのですが、そこで幸運にも無名の若手日本人と出会うことができたのです。
マイアミアートウィークに参加していた旧知のMeguru YamaguchiさんやYoon Hyupさん、Riyoo Kimさん、そして日本からはるばる訪れていたコレクターの方たちを招いての食事会を開催した際、そこにRiyoo Kimさんが連れてきたハニカミ顔が印象的な青年、それが南依岐さんでした。
食事会の前半こそ話題はその年にマイアミで感じたアートのトレンドについてでしたが、途中からハニカミ青年が語るアルゴリズムの話にみな魅了されて聞き入ってしまったのを懐かしく思い出します。
あれから2年半の月日が経ち、今では20代のトップランナーとなった南依岐さん。
西武渋谷店での展覧会もコミッションワーク展を含めて今展で4回目となりますが、毎回の意欲的な展開に私も一ファンとして驚かされています。
今展のタイトルは昨年のTORUSシリーズをさらに深掘りしたと思われる「TORUS-B」、私自身が今から楽しみでなりません!