時間や痕跡、気配をテーマに絵画作品を制作する小谷くるみ。
本展では、2022年7月に大阪にて開催された個展で発表した、布地に貼った銀箔を燻液で硫化させることで描画した新シリーズを展示いたします。
そのほか、魂の重さを量ろうとした学者が死にゆく人の体重を量ったところ21g減った、という話を基にした代表作「21g」シリーズの新作も展示。画面全体を「窓」として想定し、結露したガラスの表面に何者かが触れた痕跡を表現することで、不確かな存在の気配を観る者に感じさせます。
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[Silver]Fake Flowers-飾る
Wood frame, cloth, silver leaf, oxidized silver
90×140cm -
[Silver]Hand-祈る手
Wood frame, cloth, silver leaf, oxidized silver
60.6×50cm ※参考作品 -
[Silver]Hand-春
Wood frame, cloth, silver leaf, oxidized silver
※参考作品 -
[Silver]Poppy-一輪
Wood frame, cloth, silver leaf, oxidized silver
162×97cm ※参考作品 -
21g
Acrylic on canvas
116.7×91cm 660,000円 -
21g
Acrylic on canvas
※参考作品 -
Sunset
Acrylic on canvas
※参考作品 -
Untitled
Acrylic on canvas
※参考作品
小谷くるみ
1994年 大阪府出身
2017年 京都造形芸術大学油画コース卒業
2019年 京都造形芸術大学修士課程修了
[主な個展]
2015年 | 「小谷くるみ作品展」(枚方国際ゴルフ倶楽部・大阪)['16'17'18] |
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2019年 | 「MESSAGE」(SUNDAY CAFE ART RESTAURANT・東京) 「SIGN」(西武渋谷店) |
2021年 | 「砂から星へ」(Gallery Nomart・大阪) 「S・SENSE」(西武渋谷店) |
2022年 | 「ヘーパイストス Ἥφαιστος」(Gallery Nomart・大阪) |
[主なグループ展]
2018年 | 「SHIBUYA STYLE vol.12」(西武渋谷店)['19'20'21] |
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2019年 | 「nine colors XⅢ」(西武渋谷店)['20'21] 「大鬼の住む島」(WAITINGROOM・東京) 「UNKNOWN ASIA 2019」(グランフロント大阪・大阪) 「untamed vol.1」(COHJU contemporary art・京都) |
2020年 | 「there-was」(DMOARTS・大阪) 「Art TNZ」(TERRADA ART COMPLEXⅡ・東京) 「DELTA Experiment」(TEZUKAYAMA GALLERY・大阪) 「nine colors」(そごう広島店) 「ART in PARK HOTEL TOKYO 2020」(パークホテル東京・東京) 「U30 Whom do you suspect?」(Gallery Nomart・大阪) 「ブラインド」(MEDEL GALLERY SHU・東京) 「FUZZY TRACE」(DOPENESS ART LAB・台湾) |
2021年 | 「LOVE&PEACE展」(そごう広島店) 「イケセイスタイル」(西武池袋本店) |
#KurumiKotani
Interview 小谷くるみ×アートディレクター寺内俊博が紹介する本展のみどころ
西武渋谷店 アートディレクター寺内俊博 / Toshihiro Terauchi
1989年 西武百貨店入社。ヴァンクリーフ&アーペルなどブランド業務に携わる。2000年からアートディレクターに就任。
公募展「Kawaii賞」や「シブヤスタイル」などの数々の若手育成企画を手がけ、西武渋谷店がストアコンセプトに掲げる「Art meets Life」のプロモーションとして「SIDECORE」、「D*Face -Social DIScontent-」や「Meguru Yamaguchi -HIGHER SELF-」など渋谷のカルチャーと親和性のあるストリートアートの展示をプロデュース。深堀隆介やヨシダナギなどの国内巡回展を手がける。
プライベートでも海外のアートフェアやミューラルを巡り、写真やグラフィティー、主張のある立体作品をメインに収集。最近は古美術にも散財中。