伝統的なものづくりの背景と現代的な新しい価値を伝える場
富山能作
岩手及源鋳造
2024年2月27日(火)~5月27日(月)
『日本の素材:錫/鉄』
「錫」と「鉄」それぞれがもつ素材としての魅力と、各地域の特性のなかで育まれたモノづくりの技術をお伝えするとともに、“現代的な今の生活に使えるモノ”としての新しい価値をご提案いたします。
ABOUT 能作
ABOUT 及源鋳造
商品紹介
能作×クラーソン・
コイヴィスト・ルーネ
「TSUBAKI」
スウェーデンのデザイナーユニット、クラーソン・コイヴィスト・ルーネは、錫(すず)の温かみのある光沢と使い込んだときに現れてくる古艶、そして能作の工場の片隅で手にした材料の段階の錫の「重さ」にも着目。空間に置かれたときに目が感じる存在感と使用するときに手が感じる存在感を両立しながら繊細さも兼ね備え、6枚を重ねると花のように見えるテーブルウェア“TSUBAKI”を発想しました。
(参考商品)
富山のKAGO
やわらかい錫の特性を最大限に生かした商品です。引っ張ったり曲げたりすることで、かご状に変形することができます。
底には富山県の形が抜いてあり、ふちを立ち上げた様子は、深い富山湾の周りに立山連峰がそびえ立つ風景を表現しています。小物入れや菓子器などにご使用ください。
富山のKAGO(高さ4mm、直径145mm[平面サイズ]、素材:錫100%) 6,050円
立山のぐい呑 - S
富山県が誇る日本3名山のひとつ立山連峰をモチーフにした錫100%のぐい呑です。立山連峰のパノラマを一つのぐい呑におさめました。
立山のぐい呑 - S(高さ40mm、直径63mm、満水容量50cc、素材:錫100%) 4,510円
及源鋳造×
ジャスパー・モリソン
「Palma」
及源鋳造の製品を「南部鉄器は、本物の道具だ」と評価したデザイナー、ジャスパー・モリソン。及源鋳造の製造プロセスを丁寧にリサーチし、デザインの過程ではディテールを幾度も調整しながら新たな製法まで引き出しました。現代の空間に見事に調和し、キッチンだけではなく食卓にも南部鉄器の可能性を広げる普遍性の高いシリーズです。
Palma パルマ
ケトル(幅223×奥行180×高さ184mm) 40,700円
キャセロール[24cm](幅316×奥行270×高さ96mm、蓋:直径238×高さ47mm) 27,500円
フライパン[24cm](幅462×奥行260×高さ78mm) 18,700円
スパイス・コンテナー(幅127×奥行127×高さ121mm) 11,000円
グリルパン[27cm](幅350×奥行272×高さ47mm) 18,700円
ティーポット(幅175×奥行144×高さ172mm) 19,800円
ティーポットスタンド(幅144×奥行144×高さ61mm) 5,500円
プレート[ラウンド](直径151×高さ12mm) 4,400円
プレート[オーバル](幅134×奥行90×高さ12mm) 3,300円
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能作
江戸時代より400余年の歴史を刻んできた高岡。
この伝統ある鋳物のまちに、1916(大正5)年、鋳物を製造する工場として、能作は創業しました。
以来、生産体制の転換や業容・業域の拡大を行いながら、お客さまの声にこたえるものづくりを追求しつづけて100余年。既成概念にとらわれず積極果敢にチャレンジする姿勢で、脈々と継承してきた技術に、時代を反映した感性を融合させ、鋳物という産業に新たな轍を描きつづけています。 -
及源鋳造
古く900年前の平泉時代より受け継がれている鉄鋳物技術の一端を担いつつ、嘉永5年(1853年)に及源鋳造は及川源十郎鋳造所として創業。
「南部鉄器」という呼び名で親しまれる、岩手県の伝統工芸である鉄器の作り手として、鉄鍋、鉄瓶、鉄急須をいくつもの世代を超えて送り出してきました。明治維新の混乱、動力の無い時代のものづくり、3代目源十郎も戦地に赴いた世界大戦、東北から集団就職列車が東京を目指した高度経済成長の時代、バブルの崩壊などを経て、今の及源鋳造株式会社があります。
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クラーソン・コイヴィスト・ルーネ Claesson Koivisto Rune
1995年にストックホルムにて、モーテン・クラーソン(Mårten Claesson)、エーロ・コイヴィスト(Eero Koivisto)、オーラ・ルーネ(Ola Rune)により結成。建築事務所としてスタートしてから建築とデザインに等しく重きをおく複合的な活動を展開し、国際的に評価されている。世界中の80以上の企業にデザイン提供しており、受賞も60以上にのぼる。
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ジャスパー・モリソン Jasper Morrison
1959年 イギリス・ロンドン生まれ
一貫した謙虚な姿勢で、新しいデモクラティック・デザインを探求している。素材や製造過程にこだわった実用的かつ独創的なデザインは、インテリアの著名ブランドからの信頼が厚く、ヴィトラ、アリアス、アレッシィ、フロスなどから製品を発表している。近年は、時計のラドーや靴のカンペールでもデザインを展開するなど、長年にわたって幅広い分野の第一線で活躍している。
Japan Creative
日本には、脈々と受け継がれてきたものづくりの伝統があり、それを支えているのは豊かな素材、精緻な技術力、そして今日的な有り様を受け入れながら進化させようとする姿勢とオリジナルを生み出す力です。
Japan Creativeでは、日本各地のつくり手と世界で活躍するデザイナーを繋いでプロダクトの開発に取り組むプロジェクトなどを通して、日本のものづくりの精神と創造性を国内外に発信してきました。
現在は、普遍的で世界的にも稀な日本の素材の価値にあらためて着目したリサーチを軸に活動しています。西武・そごうはJapan Creativeの全活動をサポートしています。
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