

アート&カルチャー, ライフスタイル
脇田和×北川民次 展
■12月3日(水)~21日(日)
■B館8階=美術画廊
脇田和と北川民次は、ともに20世紀の日本美術を代表しながら、まったく異なる角度から「人間」「教育」「光」「自由」を描いた画家です。
脇田和は内なる静けさと光から“生きることの詩”を紡ぎ出し、北川民次は民衆と教育の現場から“生きるための芸術”を築きました。
彼らの世界を一つの展覧会で対峙させることは、社会と個人、外界と内面、行動と祈り、その“人間の二つの軸”を浮かびあがらせる試みです。
[画像:左]
◇西瓜と少年
作者:脇田和
価格:1,100,000円
素材:油彩・カンバス
サイズ:22×27cm
[画像:右]
◇向日葵
作者:北川民次
価格:1,540,000円
素材:油彩・カンバス
サイズ:31×40cm
[お問い合わせ]
B館8階=美術画廊
電話03(3462)3485<直通>

| ◇蝶
生命のはかなさと自由への憧れを静謐に描いた傑作。鮮やかな青の背景に舞う黒と黄の蝶は、対照的な存在として生と死、光と影を象徴します。装飾を排した構図と確かな筆触が、自然への畏敬と人間の内なる感情を浮かびあがらせる1枚。詩情と哲学が共鳴する、北川芸術の本質を感じさせる名品です。
作者:北川民次
価格:1,210,000円
素材:油彩・カンバス
サイズ:32×40cm

| ◇サボテン
荒涼とした大地に生きる生命の象徴として、厚みのある絵具で描かれた緑と赤の対比が、太陽と闘う植物の精神性を浮かびあがらせます。鋭いとげの中に宿る温かな生命力、それは北川の人間観そのもの。メキシコ滞在の影響を感 じさせる鮮烈な色彩と構成が、見る者に生命の尊厳と希望を伝える力強い1点です。
作者:北川民次
価格:1,100,000円
素材:油彩・カンバス
サイズ:22×27cm

| ◇ギター
黒の背景に浮かぶ黄金色のギターとモチーフは、脇田和ならではの詩情と象徴性を放ちます。音楽のリズムがそのまま形になったような伸びやかな構成は、静寂の中に響く“見えない音”を感じさせます。正方形は、バランスの取れた形で鑑賞者に安定感と静かな調和をも たらし、作品全体を“揺るぎない世界”として成立させます。
作者:脇田和
価格:1,100,000円
素材:油彩・カンバス
サイズ:67×67cm



